間違えると笑われる-有眼不识泰山中国で生活・仕事

ポケットフジ / 2020-05-12 / Hit数:

有眼不识泰山[yǒu yǎn bù shí tài shān]


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中国の伝説では春秋時代魯国の魯班(ろはん)は大工の始祖と思われ、のこぎりの発明者でもあります。ちょっと彼にまつわる逸話をしましょう。

 

当時魯班の弟子の一人、泰山(たいざん)という者がいて、師匠の魯班はどうしても泰山のことが気に入らず、しばらく経ったら、泰山を破門にしました。何年後、知らない町を散歩する魯班は精巧に作られた家具屋の木工細工に目を奪われて、聞いたら思いのほか泰山の手作りだった。弟子を見直した魯班はこう感嘆した。

 

「我真是有眼不识泰山

-私、目がついていながら、泰山を知らなかった

 

「有眼不识泰山は見識の浅くい者は、相手の地位の高さや有能さを見ぬく目がないか、或いは相手を過小評価することの喩え、多くは謙った表現で使われ、「お見それしました」と似ています。丁寧にして正式な言い方で、お世辞として用いる場面が多いから、人によって少し堅いという印象を受けるかもしれません。例を見ながら、その使い方を味わいましょう。

 

絵師の交流会で、二人の画家がお互いの絵を鑑賞しながら、褒め合った。


A:「能把画画到如此惟妙惟肖,我还在想是谁,原来是您,在下真是有眼不识泰山。」

B:「哪里哪里,你的画也有独到之处,不少地方也值得我学习。

 -A:「そこまで生き生きとした絵を描けるとは、誰だと思ったら、あなたでしたか。お見それいたしました。

-B:「とんでもない。あなたの絵も独創的なところがあって、いい参考にもなりますよ。

 

謙虚ではなくて、相手を単純に貶す場合の使い方。

 

「连大明星都不认识,那只能说明他有眼不识泰山,是一个见识短浅的人。

あの超人気俳優も知らないとは、彼は見識の浅くて無知な人としか言いようがない。

 

「马上我们班要举办一场乒乓比赛。那个小王真是有眼不识泰山,竟然宣称能战胜拿过校冠军的我。

私のクラスは卓球試合を行うと決めた。でだ、クラスメイトの王は学校チャンピオンの私に勝てると宣言するとは、身の程知らずのやつ。

 

ご理解いただけたでしょうか。それでは、また会いましょう。

 


    我们的征途是星辰大海。以梦为马,不负韶华。




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