間違えると笑われる-跳进黄河也洗不清中国で生活・仕事
跳进黄河也洗不清[tiào jin huáng hé yě xǐ bu qīng]
前回に引き続き、今日も黄河(こうが)にまつわることわざを勉強しましょう。「跳进黄河(也)洗不清」、黄河に飛び込んでも、きれいに洗い清めることはできないという意味。黄河は世界一の土砂含有量を持つ川で、一杯の黄河水の半分は砂とよく言われているぐらい。当然ながら、その黄色く濁っている水で垢を落とそうとしてもぜんぜん無意味、そこで生まれた言葉はそれ。
で、現代となってその意味が微妙に変わり、黄河の水で洗い落とそうとしても無駄⇒黄河の水をもってしても洗い落とせない、転じてどうあがこうと、疑いを晴らせない、身の潔白を証明することができないなどの意味になっています。冤罪だけど、それを証明してくれるものはどこにもない、そのどうしようもない焦燥感と絶望感を表すときに使うのが一般的です。
類義語として、「百口莫辩」という四字成語があげられます。(誤解だけど当時の状況だと)口が百個あっても、弁解することそら叶わないという。それぞれの例文を見てみましょう。
①
A:「小明丢失的笔记本为什么会出现在你的书包里」
B:「可能是我没注意放进去的,我已经不记得了。这事要是追究起来我真的是跳到黄河也洗不清了」
-A:「明さんが無くした大事のノートはなぜあなたのかばんに見つかったの」
-B:「さあ、うっかり入れたかもしれないし、記憶があいまいな状態。この件はだれかに追求されたら、私はもう弁明すらできない。」
②
A:「你们二个不是死党们,这次他出了事,你也逃不了干系」
B:「冤枉啊,这次的事我真的一点都不知道。不过我也没有人能证明,看来我是跳到黄河也洗不清了」
-A:「あなた二人はマブダチだろう、あいつのやらかしたことだから、お前も一枚かんでいると思われてるぞ。」
-B:「理不尽だ、この一見は本当に何も知らない。だがそれを証明してくれる人は一人もいない、今回こそまじでやばい。」
③
「今天白天房间里只有他一个人,但晚上这个花瓶却莫名其妙地倒在地上碎了,他说与他无关,但没人相信,我看他这次是跳到黄河也洗不清了/百口莫辩了」
「今日のお昼この部屋にいるのは彼だけ。夜この花瓶が地面に倒れ割れたことが気づかれた。無関係と言い張っても彼を信じる者は誰一人いやしない。もはや説明するすべもない。」
ご理解いただけたでしょうか。それでは、また会いましょう。
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