中国詩詞選読-第5回中国の歴史・文化

ポケットフジ / 2020-03-13 / Hit数:

咏柳(唐:贺知章)

 

 bì yù zhuāng chéng yí shù gāo,        wàn tiáo chuí xià    lǜ    sī   tāo。

碧玉妆成一树高,万条垂下绿丝绦。 

bù    zhī   xì     yè shuí cái chū,          er yuè chūn fēng sì    jiǎn  dāo

不知细叶谁裁出,二月春风似剪刀。

 

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1.訳文

翡翠色の若葉が柳の木を丸ごと飾りつけた、

細枝が何万本の緑リボンのように垂れ下がる。

新緑の若葉を切りだしたのはだれだろうか。

れはハサミに似ている二月の春風であろう。


2.単語
碧玉:翡翠色の玉。ここでは春の若葉を比喩する。
妆:飾る、装飾する。
一树:木の全体。一:全部、全体。ここの数詞は一定の数量を示すのではないでの要注意。次の「」も同じように、具体的な数量ではなくて、おびただしい量という意味の誇張表現。
绦(tāo):シルクでできた紐状の織物。ここは柳の枝をたとえる。
裁:裁つ、切りそろえる、裁断する。
似:…のように。似ている。

 

3.概説

第一と第二句では、作者は柳を擬人化することで、細身で容姿端麗の若き女性の佇まい様子を連想させる。垂れ下がるしなやかな枝がまるで少女の衣装についた緑のシルク裙帯(くたい、女房装束に用いる飾り紐)のよう。少女は新緑に身を包まれ、初々しくてみずみずしい感じ。

第三と第四句では、作者は一問一答で比喩と設問を連用することで、柳を介し春風を賛美する。春風をはさみにたとえ、美と春をもたらしてくれるものと謳歌すると同時に、作者自身は早春に陶酔する気持ちも伝わってくる。


    我们的征途是星辰大海。以梦为马,不负韶华。




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