あなたの知らない三国誌その十三中国の歴史・文化

ポケットフジ / 2020-05-19 / Hit数:

「魏武妓」の物語


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「魏武」即魏武帝,也就是曹操。「妓」指歌妓,古时指宴席时以歌唱的方式助兴的女子。

首先让我们来看看这个故事。

 

「魏武」は魏の武帝、曹操のこと。「妓」は歌妓(カギ)、古代中国では、宴の中で歌を歌ってその場を盛り上げる女の歌手を指します。さて、物語を見てみましょう。

 

魏武帝曹操雇佣了一个宴会专用的乐队。主唱的歌手中有这样一个歌女,她的声音清丽高亢,歌声动人,实力在歌手中首屈一指。

 

魏の武帝、曹操は宴会用に楽隊を一つ雇った。歌い手のうち、一人だけ音色が甲高くて、とてもきれいな歌妓がいる。その歌声が人の心も動かせるほどのもので、随一の実力者。

 

虽然这名歌女才华出众,可是性情却非常高傲无视,经常顶撞冒犯曹操。曹操要杀掉她又怜惜她的才能,要留下她又不能忍受她的脾气。

 

しかしながら、その歌妓は非常に傲慢で無礼な者。ときどき曹操の命令を聞く耳持たず、機嫌を損ねるようなまねをする。殺意も生まれた曹操だが、その才能を惜しんで、なかなか手を出せないから、しばらくは我慢するしかない。

 

于是曹操想了一个办法,派人从各地选来一百名歌女,并找国内最好的音乐老师们同时教授她们歌唱的技艺。

 

一計を案じた曹操は、部下たちに命じて、市民から歌の上手な女を百名も選出してもらって、その同時に音楽の先生を何人選んで、彼女たちに歌のコツを教えてあげてもらう。

 

不久后,其中有一个人的歌声超过了原来的那名坏脾气的歌女,曹操立即以冒犯自己的罪名把她处决了。

 

しばらくたったら、彼女たちの間で一名、元の性格の悪い歌妓の歌の技量を超えるものが現れた。それを知った曹操はすぐさま命令違反の名目、その歌妓を処刑した。

 

以上就是整个故事。一代军事家曹操在政治军略上的才能自不多言,但其性格上的缺陷也是非常明显。虽然他以爱才出名,但同时又心胸狭窄。

 

話は以上です。魏武曹操は政治や軍略における才能は言うまでもないが、しかしその性格には致命的な欠点もある。才能がある者を見抜く目を持ってますが、心が狭い。

 

他不能包容与意见相左的意见与思想。他曾以言论治罪、杀害了不少正直敢言的文人学者,诸如孔融全家、华佗、杨修等名流。文中记载的歌女可能也是一个那样的受害者。

 

それゆえ、自分の意見や思想と相違するものはことごとく殺害された。そのうち名士孔融(こうゆう)一家、名医華佗(かだ)、政治家楊修(ようしゅう)などの有名な学者たちや重鎮たちも含まれる。例の歌妓も被害者の一人だろう。

 

另外,有真才实学的人多少会有些傲慢轻视别人的毛病,他们往往因为年轻气盛而引来别人的妒忌,如此可能会产生严重的后果。所以真正有才能的人,应该要做到谨慎而有自知之明。

 

その反面、歌妓の結末から見れば、天賦や才能に恵まれるものは往々にして一般の人を見下す傾向がある。加えてときどきその血の気が多いゆえ、他人とときどきトラブルになって、最悪な結果になることもある。そこから出した結論は、自分の才能を正しく評価し、常に謙虚さと自己反省を忘れないこと。それこそほんとうの才能の持ち主ではないかと僕はそう考える。

 


    我们的征途是星辰大海。以梦为马,不负韶华。




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