あなたの知らない三国誌その二十中国の歴史・文化
「七歩の詩」の物語
曹操病死后曹丕称帝。争夺太子之位时弟弟曹植表现出的才智让曹丕感到即佩服又恐惧。他担心这个有学识又有政治理想的弟弟会威胁自己的皇位,于是就要想办法要除掉曹植。
曹操が病死したあと、曹丕はその後継者となったが、跡継ぎの争いで三男の曹植が表した類まれの才能に敬服しながら恐怖さえも覚えた。曹植はその才識に加えて政治的な野望もあるから、将来自分の皇帝の座を脅かすになるだろう、と考えた曹丕はなんとか彼を排除しようと心に決めた。
一日,曹丕把曹植叫到宫殿之上,要曹植在七步之内作出一首诗,以证明自己的才华。如果他写不出,就证明没有真才实学,他平时的作品都有作假的嫌疑,要借此把他处死。
ある日、曹丕は曹植を宮殿に招き入れて、七歩を歩くうちに詩を作って、自分の才能を示せと命令した。できなければ、その無能さを証明し、普段の作品は他人の代筆と見なし、詐欺の容疑で処刑すると宣言。
曹植早知哥哥妒忌自己的才能,并存心要到处自己于死地,心中悲伤且愤怒。在绝境之中他压抑的感情与文学才华喷涌而出,在七步之内便以兄弟为题材作了一首诗:
聡明な曹植もとっくに、兄は自分を嫉妬して、いつか死地に追い込もうとすることも察知していた。それ聞いた彼は極度の悲しみと怒りが脳を活性化させ、天賦の才能が炸裂し、兄弟という決まった題目で即興的に、しかも七歩のうちに詩を作り上げた。
这就是著名的七步诗,世间流传多个不同版本,教科书版本如下: ”煮豆燃豆萁,豆在釜中泣。本是同根生,相煎何太急?”
それは後世に残るほど、中国文学史上でもかなり有名な一作、通称「七歩の詩」。さまざまなバージョンがあるが、教科書に載っているのはこう、「豆を煮るため豆殻を燃やす、豆は釜中で泣く、は同じ元なのに、相煎ることはなぜそう急いでいる」
诗中的”萁”指豆茎,晒干后用来作为柴火,而萁燃烧后烹煮的正是与自己同根而生的豆子。以此比喻兄弟之间的迫害,自相残害,为情理所不容。
「萁」は豆殻(マメガラ)という豆の実を取り去ったあとに残る枝や茎のこと。乾燥させたあとは火を起こす柴代わりに使う。そして豆殻を燃やして煮込んだのは自分と同じ根をする豆。それは兄弟同士の間での理不尽な迫害、仲間内での共食い、殺し合いをたとえます。
曹丕听后面红耳赤,自愧不如的同时也有了一些内疚,最后他决定放了曹植,但也不再重用。平日放荡不羁的曹植也最终无法实现为国效力的愿望,抑郁而终。
その詩を聞いた曹丕は赤面して、自分の才能負けを心から再確認し、自分の行為にも少々後悔していた。結局は曹植を殺さなかったが、二度と重用することもなかった。普段から
素行がよくない曹植もとうとうひどい目にあって、国に自分の才能を捧げる志も叶わず、ゆううつなままその生涯を閉じた。
现在用经常会引用「本是同根生,相煎何太急」的原名来比喻兄弟等有血缘关系的人之间,因某些原因,反目成仇,相互迫害。也适用于有某种共同根源的一群人,比如相同的母校,相同的老师等。例文如下:
いまは「本是同根生,相煎何太急」の一句で、兄弟など血縁のある人同士が財産などの原因で仇になり、互いを陥れようとする様子をたとえる。血縁がなくても同じルーツを持つ者同士にも通用する。たとえば、同じ母校、同じ先生など。例を見てみましょう。
①
A:「因为遗产分配,兄弟几个闹上了法院,昨晚哥哥还打了他弟弟」
B:「哎,本是同根生,相煎何太急。都是一家人为什么就不能坐下来商量呢」
A:「財産争いで、兄弟同士が裁判ざたになった。そして兄弟喧嘩にもなって、昨夜は兄が弟を殴ったそうだ。」
B:「ああ、とうとう共食いになったな。同じ家族なのにどうして冷静に相談できないでしょう。」
②
「虽然这次演出失败了,但就为此你要把我赶出乐园吗。想想我们以前也是一个老师下面学习音乐的,本是同根生,相煎何太急。」
「今回の公演は失敗で終わったけど、それが原因で私を劇団から追い出そうとしたのか。考えてみれば私たち二人は同じ師匠の下で手引きを受けていたな。こういうのってないじゃないか。」
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